微熱という概念 ~ラブライブ!で学ぶ、微熱。~

 

 

このはてなブログを開設して1本目の記事ということで、今回は僕の大好きな"微熱"という概念について書いてみたいと思います。

 

歌詞にも微熱が入った曲があったりと、ラブライブ!を読み解く上で非常に重要な概念であると僕は思っているので、少しでも理解していただけたらと思います。

 

 

「私は微熱が好きです!」と公言している人が全然いない気がするので、これを機に少しでも微熱について考えてもらえれば嬉しいです。

 

それでは早速本題へ。

 

 

 《目次》

 

 

 

 

 

 

微熱とは

 

まずそもそも微熱とは何か。

 

これは畑亜貴さんが独自に提唱している概念だと思います。(多分)

 

畑さん自身、微熱が大好きであると様々なインタビュー等で語っており、ラブライブ!シリーズのほぼ全ての曲の作詞を手がける畑さんの大好きな概念とういうことは、それはもうラブライブ!最重要概念ということになると思います。

 

 

いくつかの畑亜貴インタビュー等を読んだ中で、個人的に僕が大切にしている定義は熱に浮かされた状態という言葉です。

 

 

 

そう、私は"微熱"っていう言葉が大好きで、アイドルに一番似合うことは"微熱"だと思ってるんです。熱にちょっと浮かされた感じが、とてもとても似合うんですね。彼女たちにはこれから何が起こるかわからないんですよ。「何?この熱い気持ちは?」っていう。なんか頬が熱い、胸が熱い、耳たぶが熱い、っていうのがアイドルなんですよね、やっぱり。私の一生のテーマなので、アイドルと微熱は。

(Cut 2015年8月号より)

 

これはCutという雑誌でラブライブ!が特集された時のインタビューの抜粋ですね。

あの畑亜貴に一生のテーマとも言わせるほどの概念なわけです!

他のラブライブ!関連誌や畑亜貴のオフィシャルブログなどでも微熱について語られてたりするので、見てみるといいかもしれないです。

 

 

まあ、とりあえず簡単に言っておくと"未知のものに対して本能的に湧き上がるワクワク感"と言った感じになるかと思います。

 

この説明だけだと、まだ漠然としすぎていると思うので、これから詳しく説明していくわけですが、なんせ微熱という概念は非常に範囲が広いので、僕の中では"広義微熱"と"(狭義)微熱"の二つに分けて考えています。

 

もちろん、(狭義)微熱は広義微熱の中に含まれている概念ということになります。 

(僕の好きな微熱を分かりやすくするために勝手に分けてるだけなんですけど。。。)

 

それではそれぞれについて説明していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

広義微熱 

 

まずは広義微熱 。

 

先ほども述べたように 未知のものに対して本能的に湧き上がるワクワク感。

熱に浮かされた状態

これが微熱です。

 

おそらくここに来られた方はラブライブ!を視聴済みと思いますが、テレビアニメ1期での穂乃果ちゃんの感じですね。

これが一番分かりやすいかと思います。

 

A-RISEをきっかけにスクールアイドルというものに運命的に出会いを果たし、スクールアイドルを始めたくて、いてもたってもいられない感じ。

先のことは何もわからないけど、とりあえずスクールアイドルを始めたくて、ダンスを練習してみたり、入部届けを書いたり。

できるかどうかなんて考える前に、思わず体が動き出す感覚。

この時の穂乃果ちゃんは間違いなく熱に浮かされていますね。

これが微熱です。」

 

 

もちろん穂乃果ちゃんに限らず、スクールアイドルを始める時の千歌ちゃんの感じも微熱ですね。

 

 

スクールアイドルに対するこのワクワク感、これ自体は、ラブライブ!楽曲の中のいたるところで感じられるわけですが、微熱理解する上で外せないと思うのは、μ's 1st Single"僕らのLIVE君とのLIFE"の中の名フレーズ元気の温度は下がらないです!

 

元気の温度というのがもう最強ワードな訳ですが、この元気の温度が下がらない状態、まさにこれが熱に浮かされた状態微熱ってやつですね。

1st Singleから、畑亜貴の微熱感全開なわけですね。

 

 

 

 

 

 

この微熱ってやつは何もスクールアイドルを始める時だけに限らず、日常生活の中で何か新しいことをする時のちょっとしたワクワク感、その中にも微熱のエッセンスは少なからず 含まれていると思います。

 

あんまりオタク君について書くようなことは気が進まないのですが、もちろんオタク君達も微熱を感じたことがあると思います。

 

何か新しいコンテンツに沼って行く時のあの感覚。

あの感情は微熱的であると思います。

 

僕がラブライブ!にハマった時にも微熱を感じていました。

一日中ラブライブ!のことを考えていて、曲を聴いたり、ライブ映像をみたり、ラジオを聴いたりとひたすらラブライブ!のことを考えていた、オタク初期の期間のあの感じ。

 

 皆さんにも経験があるのではないでしょうか。

 

 

 

ま、広義微熱はこのぐらいにして、いよいよ本題の僕の大好きな微熱にいきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

(狭義)微熱

 

さて、いよいよ、(狭義)微熱。

 

これはズバリ、恋に限定した微熱 です!

(さらに欲を言うと、少女の初恋に限定したいです。。。)

 

 

まあ、どう言うことかと言うと、恋の始まりの状態ですね。

「あれ、なんだろう、このの気持ち? これってもしかて・・・」のこの部分!

自分の気持ちが恋であると確信する一歩手前の状態。

恋が形成しきる前段階。

恋の階段1段目。(←弱り目に祟られろ!レディオ Season3 017畑亜貴の発言より) 

これが僕の大好きな微熱です。

 

 美しく、どこか儚げで、最高に純度の高いものだと思うのですが、どうでしょうか?

この世で一番美しいと思います。

 

この素晴らしい概念をちょっとでも理解してもらえるように、僕の好きな微熱曲を5つ紹介したいと思います。

 

 

 

知らないLove*教えてLove(lily white)

まず一曲目にあげたいのは、lily whiteの1st Singleですね。

 

そもそも、畑亜貴が微熱を全開に押し出しているユニットってのはlily whiteだと思うんですね。

曲名に微熱なんて言葉が入ってる曲もありますし。

 

で、そんなlily whiteの曲は発売順に恋の成長過程が見て取れるのですが、その成長の序盤に当たる1st Singleは完璧に微熱なんですね。

(厳密にいうと完璧な微熱曲ってのはなかなかないんですが、これは完璧だと思います。)

 

 

まず、タイトルのLoveですよ。

この少女達にはLoveなんて分からないですよ。

でもなんかちょっと背伸びしてLoveを使ってるのもいい感じだし、それを「知らない。。。教えて!」って言ってる感じもたまらなくいいですね。

 

まあ、とりあえずなんも言わねぇから歌詞を見ながらじっくり聴いてほしいってことなんですが、"あなたの風にさらわれたい"だったりと、結構攻めてるなぁって感じがします。

 

 

 

微熱からMystery(lily white)

 続いて2曲目はlily whiteの2nd Singleですね。

(あれ、またlily white?と思われた方もいると思いますが、大好きなので許してください。)

 

まず、タイトル見れば分かるように、畑亜貴の微熱への思いが抑えきれていません。。。

これが微熱曲じゃないはずがないんですよね。

 

 

ジャケット見ると分かるように、水着つまり夏の曲ですね。

この夏と微熱ってのは非常に相性がいいんですよね。

 

恋の火照りと夏の熱さが混在する状態。

この身体の熱さは夏のせいか、それとも恋のせいか。。。

強い陽射しに灼かれ、いつもよりちょっとだけ大胆になっちゃいそうな感じ。

 

 

この曲の場合、知らないLove*教えてLoveからは一歩進んで、自分の気持ちにだいぶ確信を持っている気がするので、微熱からは一歩進んでいるような気もしますが、微熱を存分に感じられる曲であることは間違いないですね。

 

 

僕は

今年の夏に揺れる 髪型も変えてみる?

今年の夏に揺れる 水着は照れちゃうの

この部分が大好きです。

 

 

 

Mermaid festa vol.2 ~Passionate~(穂乃果・凛)

3曲目はμ'sデュオトリオのこの曲。

こちらも夏の微熱曲ではあるんですが、何と言ってもこれをほのりんが歌ってるのがポイント。

 

普段は元気系ののほのりんが、結構大胆に恋に踏み出そうとしている感じがいいんですよねぇ。

これも完璧な微熱というわけではないんですが、爽やかに軽く微熱を感じられる曲ですね。

 

ライブでタオル回してぇ。。。

 

 

 

 

baby maybe 恋のボタン(μ's)

 

4曲目にしていよいよμ's全体曲。

恥ずかしながらもつい最近までこれが微熱曲であると気づいてなかったんですよね。。。

もう一気に微熱曲上位にランクインしていきましたね。

 

 

" ひみつが自分勝手に ふくらむもどかしさ"

 

こことかもろに微熱なんですよね。

 

自分の意思に関係なく想いが強くなっていく感じ。

 

 

曲調含め、女の子感全開で、the 王道微熱って感じですね。

最近気付いたばかりなので、まだまだ聞き込んでいきたいところですね。

 

 

 

 

ときめき分類学(AZALEA)

 

最後の5曲目はAZALEAのこの曲です。

もうタイトル見ればこれが微熱曲は明らかなわけですが。。。

 

ときめきってのはやっぱり微熱に必要な要素なんですけど、それを研究しようとするその姿勢、いいですねぇ。

 

"想像だけで熱くなる耳たぶ"

これとかもう冒頭の畑亜貴のインタビューもろですよね。

 

普段知ってるときめきと違う恋のときめきを初めて感じ、戸惑いながらもそれを解き明かそうとする感じ。

 

Aqours曲は聴き込めてないせいもあって、なかなか微熱を感じる曲が少ない気がしますが、この曲は割と好きですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

というわけで今回は微熱について説明させてもらいました。

 

 

あんまりうまく説明できた気がしないので、アレなんですけど。。。

 

後半の僕の好きな恋に限定した(狭義)微熱メインでしたが、これから逆に恋以外のことに拡張していけば、広義微熱の方も少しは理解してもらえるかと思います。

 

 

微熱とは熱に浮かされた状態で、

恋の階段1段目

これが微熱です。

 

 

今回紹介した微熱曲は、あえてがっつり歌詞に言及しなかったので、自分で歌詞を見ながら、ぜひ聞いてほしいです。

 

こんな文章ですが最後まで読んでいただいてありがとうございます。

 

 

 

最後に畑亜貴さんのラジオで微熱について話してる回があったので、よかったら見てみてください。

 

akihata.jp