「水玉の恋」について 〜水着とスイカ(Run Girls,Run!) 歌詞考察〜

 

 

こんにちは。

 

最近かなり気に入っている曲があり、今回はその曲について書いていきたいと思います。

 

タイトルにもある通り、Run Girls,Run!の「水着とスイカ」という曲です。

 

僕は少し前にWUGにはまったわけなんですが、その中で思ったのが、只野菜摘さんの詞がめちゃめちゃいいなぁということ。

 

WUGの中でも只野さん作詞の「16歳のアガペー」→「セブンティーン・クライシス」→「ゆき模様 恋のもよう」の三曲の流れはかなり気に入っています。

 

16歳のアガペーについては以前書いてるのでよければそちらもどうぞ。

 

gassy0430.hatenablog.com

 

 

 

そんなこんなでもっと只野さんが作詞した曲を聴きたいという思いで、この曲にたどり着きました。

(まぁもちろん、WUGの後輩ということで、雰囲気が似てたらいいなぁなんてことを思っていたのも理由の1つですが。)

 

 

もう最初に言っちゃいますが、この曲の中の「水玉の恋」って表現がかなり好きで、この表現は天才だと思うんですよね。

 

「16歳のアガペー」に匹敵するぐらいすごい言葉だと思います。

 

そんな僕の思いに少しでも共感してもらえたらいいかなぁと思いつつ、早速本題に入りたいと思います。

 

 

一応目次も

 

 

この曲について

この曲は四季曲と呼ばれている呼ばれている四曲のうち一番最後に発売された曲のようです。

 

その四季曲というのが

「サクラジェラート」→「秋いろツイード」→「スノウ・グライダー」→「水着とスイカ

 の四曲。

 

四曲とも只野菜摘×石濱翔コンビで作られています。

 

季節が春→秋→冬→夏という流れになっていて違和感があるかもしれませんが、発売順に並べるとこのようになり、内容的にもこの順番が一番いいと思います。

 

この四曲を通して、一つの物語を描いているわけですね。

 

やっぱり、曲の間につながりがあるような曲は詞を読んで楽しいですし、かなり明確につながっている上に4曲もあるということで、嬉しい限りです。

 

 

軽く概要を話しておくと、

 

この四季曲の主人公ちゃんは駅からバスで30分もかかるような町外れに住んでいる箱入り娘。

 

もちろん髪なんて染めたことないし、門限まであるような感じ。

 

両親にかなり大事に育てられているわけです。

 

 

そんな主人公ちゃんは幼馴染の「きみ」に恋をしているのですが、彼には別に好きな子がいるようで、いつまでも幼なじみの関係のまま。

 

主人公ちゃんの秘めた胸の内が4曲に渡って綴られています。

 

ちなみに彼の好きな子は四季曲の中で「ピンク」という言葉で表現されており、都会に住み私立に通いながらバレエを習うような女の子のらしい。

 

主人公ちゃんにとって「ピンク」は自分とは遠くかけ離れた存在に感じているようです。

 

 

彼への思いを日々募らせる中、彼は冬に都会へと転校して行ってしまうんですね。

 

この引っ越しについてはスノウ・グライダーという曲で書かれていますが、今回は深く触れずに。

 

そして、春が過ぎ彼の転校から最初の夏休みに何人かで集まって海に行くことになったわけですが、そこでの出来事がこの曲に描かれています。

 

 

曲の概要についてはこのぐらいにして歌詞全文を見て行きたいと思います。

その前にちょっと余談を挟んでますが、飛ばしてもらって結構です。

 

 

 

 

(余談)

一見、この四季曲はメインとして恋に焦点が当てられているわけではあるんですが、もっと大きなテーマとして現状からの脱出という思いがあると思います。

 

都会への憧れだったり、過保護気味な両親から脱して大人になりたいって思いだったり、ちょっと髪を染めて遊んでみたいって気持ちだったり、恋への憧れだったり。

 

そんないろんなものへの憧れ・不満の発現としての恋という面もあるのではないかと思います。

 

ちょっと表現するのが難しいんですけど、いろいろなものへの憧れを、恋をすれば大人になれるんじゃないという思いのもとで、恋と勘違いしてるような側面もあるのではないかということ。

 

つまり何が言いたいかというと、

初恋判定委員会としてはこの恋は真の意味で初恋ではない可能性も十分にあるということ。

 

本当になんとなく感じた印象なのでうまく説明できないんですけど、この子はちょっと環境が変わればすぐに次の恋に行けそうな気がします。

 

幼なじみへの片想いがテーマのように見えるけど、それを通して青春の最中にある主人公ちゃんの感情ってのも絶妙に描かれてるように思いますね。

 

 

 以上余談でした。

 

 

 

歌詞全文

 

水着とスイカ

歌:Run Girls,Run! 作詞:只野菜摘 作曲:石濱翔(MONACA)

 

 

それでは歌詞全文を見て行きたいと思います。

 

まずは一番

 

きみも来るって噂にきいた

友達の家に泊まるってきいた

お引っ越しから最初の夏休み

みんなで集まるはじめての海

昨日あせって冒険したんだ

ビキニデビューギンガムチェック

誰か連れてきたのかなチェック

誰も連れてきてないなピンク

 

(まさかの軽いラップ調で慣れるのにすこし時間がかかりました) 

 

スノウ・グライダーでの引っ越しの件もそうでしたが、今回もきみから直接聞いたわけではなく、噂で”きみ”が来ることを知るってのが切ないですね。

 

多分直前になって彼がくることを聞いたんでしょう。

前日に勇気を出してのビキニデビュー。

いいですねぇ。

 

そして、きみがピンク(=彼女)なんかを連れてきてたりしたらどうしようなんてことも心配していたわけですが、そんな心配は杞憂に終わったようですね

 

 

 

きれいな子はたくさんいる

バレエとか習ってたり

きみが住んでる都会に住んで

私立に通うような

 

ここでまさかのセリフパート

この表現は今までの四季曲の中にも使われているピンクのイメージを語ったものですね。

 

ピンクのことを思いつつ、現状の自分に劣等感を感じている感じでしょうか。 

 

 

 

裸足のまま歩いてくるのは

どこか知らない顔してる人

ペットボトルを探すふりして

笑いながらバッグを弄った

 

ここでようやく例のきみが登場するわけですが、引っ越した半年の間にすっかり都会に染まってしまったのでしょうか、主人公ちゃんの知っている彼ではなくなっているようですね。

 

もちろん彼に声をかけるつもりでいたのでしょうが、変わってしまった彼を前に とっさに声をかけられずごまかしている感じですかね。

 

 

 

早く早く小麦色になりたい

脚も胸もまだ白すぎるからはずかしいな

 

いや、白い肌も需要あると思いますよって感じなんですけど、そんな話じゃないんですよね。

 

多分この肌の白さってのは箱入り娘感というか、初な感じというか、遊び慣れてなさみたいなものの象徴としての白で 、主人公ちゃんにとっての軽いコンプレックスみたいな感じだと思います。

 

つまり、肌の白さそのものをへの恥ずかしさというより、そこから感じられる印象に対する恥ずかしさのように思います。

 

 

 

水着とスイカ砂の空白

それぞれ好きな場所から見つめている

水玉の恋ぽつんぽつんと

私たちまだ距離が離れている

そしていよいよ、サビ

 

このサビは後で出てくるスイカ割りのシーンについてなので、とりあえずここは一旦スルーして、後で語りたいと思います。

 

 

 

まっすぐ見つめないでよ

まっすぐ見つめられないよ

今日のギンガムチェック

ママがかってくれたんだ

誰よりもきみの理解者でいたいと

自分にいいきかせた

溶けるジェラート

会いたかっただけ

もういいの

 

そしてサビの終わりにまたまたセリフパート。

 

ここの所には今までの三曲の歌詞が使われてますね。

 

冒険したギンガムチェックのビキニなんですけど、買ってくれたのはママということで、まだまだ抜け出せなそうな感じが漂ってますね。

 

最後の「もういいの」が、すでに恋の終わりを感じさせる気がします。

 

 

 

 

イカ割りがはじまった頃は

肩先も頬も熱を帯びる

右回りさせてくれた感触を

振りはらうように当てにいく

私はきっとおこってたんだ

淋しかったいろんな季節に

水着をぬいで秋がきたなら

地味な子へと戻ってることに

 

ここでスイカ割りの様子が詳細に描かれます。

 

海に着きひと遊びして、少し落ち着いたところで、定番イベントのスイカ割り。

 

夏の陽射しに灼かれて真っ白な肌が少し赤らみ、火照っている感じですかね。

(熱を帯びるって表現、微熱を感じるので無条件に好きです。)

 

目隠しをしてスイカを割ろうとする主人公ちゃんの肩を掴み方向修正をしてくれる”きみ”。

 

そんな手の感触を振り払うように、そして今まで片想いで我慢して過ごした寂しかったいろんな季節への怒りを込めた一撃を振り落とすわけですね。

 

 「私はきっとおこってたんだ」は後に続く

・「淋しかったいろんな季節に

・「水着をぬいで秋がきたなら 地味な子へと戻ってることに」 

 

の二つにかかっていると思うんですが、後半の方の意味がよくわからないんですよね。

 

ビキニビューで冒険してみたけど、依然として変われそうにない自分に対するものって感じなのでしょうか。

 

ここはまた時間をおいて考え直したいと思います。

 

 

 

 

強く強くはじけながら割れたよ

それはたぶん誰にも気づかれない想いだった

 

ここは先ほどの想いを込めた一撃により割れたスイカに自分の密かな片想いを重ねてる感じですね。

 

割れたってとこからも恋の終わりを感じますかね。

 

 

 

水着とスイカ砂の空白

それぞれ好きな場所から見つめている

水玉の恋ぽつんぽつんと

私たちまだ距離が離れている

 

そしていよいよ本題のサビ。

 

イカ割りのシーンを一度読んでからの方がいいと思ったので、先ほどは省略しました。

 

まず、一文目なんですけど、「水着」、「イカ」、そしてその間を埋める「砂の空白

 

この三つの言葉をぽんぽんぽんと並べてる感じが、なんとも言えない距離感を生んでる気がします。

 

ここでの水着は水着を着たみんなのことですね。

 

 

そして、中心にスイカがあり、その周りでみんながつかず離れずのなんとも言えない距離感で、砂浜に座ってスイカ割りを見守る様子。

 

これを上から見た感じがちょうど水玉みたいであるということで「水玉の恋」という表現が生まれてるんだと推測されるんですけど、この発想が本当にすごいと思います。

 

水玉ってことでお互いの絶妙な距離感が表現されている上に、点が2つでは水玉になれないので他にも何人かいることがわかるんですよね。

 

今回はこの主人公ちゃん目線の曲ですが、一緒に来てる友達たちにもそれぞれにいろんな想いがあるんだろうなぁってことまで感じられるのもいいなぁと思いますね。

 

お互いがお互いにいろんなことを想って意識しあって形成される水玉なんですよね。

 

めっちゃよくないですか????

 

 

 

 

また会いたいねなんて連絡するよなんて

嬉しいことを言われてゆるしてる

今度会った時には期待されてるような

女の子ではないかもしれないよ

 

彼に言われたこの言葉、本心なのかお世辞なのか。

 

どちらなのかわからないけど、やっぱり嬉しくなって、今までのことなんか許しちゃう感じ。

 

今年の夏はビキニデビューの大冒険をしたわけですが、それでもまだ変われそうにない自分を予感しているんですかね。

 

 

 

水着とスイカ水玉の恋

ずっと忘れないずっと忘れない

水着とスイカ砂の空白

それぞれ好きな場所から見つめている

水玉の恋ぽつんぽつんと

私たちまだ距離が離れている

それでもねずっとずうっと忘れないよ

 

それでもねずっとずうっと忘れないよ

 

そして最後は主人公ちゃんの恋の終わりを感じられる、この言葉で四季曲が締めくくられるわけですね。

 

 

 

 

まとめ

 

「水玉の恋」という言葉がめちゃめちゃ気に入ったということで、自分なりの現時点での解釈を書いてみました。

 

ちょっとなかなか自分の感じた微妙なニュアンスが言葉にできなくて、ちょっと納得いかないですが、水玉の恋の良さを少しでも感じてもらえれば嬉しいですかね。

 

また、只野さんの曲で気にいるのがあれば文字に起こしたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

「シャンプーしたての 髪 日曜日」   ~16歳のアガペー(WUG)歌詞考察~

 

 

こんにちは。

 

最近Wake Up, Girls!の履修を始めてしまいまして、素晴らしい曲を発掘してしまったのでそれについて書きたいと思います。

 

 

もうすでにタイトルにあるように「16歳のアガペー」という曲なんですけど。。。

 

 

 

 

この曲なんですけど、僕はラブライブ!からオタクになった人間なので同じアイドルコンテンツということでちょっと比較させてもらうと、「baby maybe 恋のボタン」とすごく近いかなぁと感じます。

 

 

この手の歌詞は僕の大好物なんですよ。

 

 

 

WUGちゃんの曲、まだ10曲ぐらいしか聴いてないですが

多分、僕の中でこれを超えるWUGちゃんの曲はないと現段階で確信しています。

それぐらい好き。

 

 

 

というわけで、自分の整理のために歌詞考察的なのをやっていきたいと思います。

 

 

とはいえ、まだ劇場版をみてアニメ一期を見ただけの段階なので、ストーリーやらキャラは掘れないと思いますが、そこんところは大目に見てもらえればと思います。。。

 

もちろん雑誌やらのインタビューとかも見てない段階でまとめています。。。

 

 

 

 

そんなに長くないけど一応目次。

 

 

目次 

 

 

 

 

 

 

曲名とアガペー

 

 

まず、僕がこの曲に出会ったのはアニメの3話ぐらいを見ていた段階なんですね。

とりあえず、タチアガレ!良いなぁと思いながら曲を聴いていた時にふと聴いてみようと思ったのがきっかけですね。

 

 

まずね、タイトルの時点で良曲オーラが出てるんですよね。

 

 

 

 

 

16歳のアガペー

 

 

 

 

 ですよ!!!!!

 

16歳アガペーの組み合わせが、初めて見たときに確実にひっかるんですよね。

 

 

で、このアガペーなんですが、高校かなんかで倫政をかじった時に「無償の愛」って習った記憶がうっすらあった程度だったので、しっかり調べ直しました。

 

 

 

アガペーってのはギリシア語の4つの愛のうちの一つ、「無償の愛」のことらしいです。

 

 

ちなみに4つの愛というのは

・エロス:男女関係における本能的な愛

・フィリア:友人間における友愛

・ストルゲー:親子や兄弟間の家族愛

アガペー:無条件の愛、無償の愛

この4つらしいですね。

そういえばこんなのやったような気がしないでもない。

 

 

軽く調べただけなので、ちゃんとしたのが知りたかったら自分で調べなおしてください。。。

 

 

 

で、アガペーについて軽く調べてみたところで、改めて「16歳のアガペー」というタイトルに戻るんですけど、16歳なんですよ!

 

16歳、高1にしてアガペーなんてわからないですよ。

たった16歳生きたぐらいではアガペーなんて分かるわけないです。(多分。。。)

 

 

歌詞を見てみるとわかるんですけど、これは16歳だからこその、16歳にしかわからないアガペーだと思うんですよね。

 

 

僕としてはもうほんとにタイトルを見るだけで楽しい曲ですね。

 

 

何を言ってるんだという感じだと思うので早速本題の歌詞全文を見ていきましょう。

 

 

 

 

歌詞全文

 

 

まず、作詞担当は只野菜摘さんですね。

 

僕はうっちー曲でお世話になった方なんですが、ピンク・マゼンダの人ですね。

WUGちゃんの歌詞も結構多く担当されてるみたいですね。

 

ピンク・マゼンダ(内田彩)もいい曲なんでぜひ聴いて見てください。

女の子にしか歌えない歌って感じの歌詞で、この系統の詩も割と好きですね。

 

 

 

 

 

それでは、全文見ていきたいと思います。

 

 

大好きより大きな

16歳のアガペー

 

 短いイントロからのこのフレーズ。

この曲は名フレーズしかないみたいなとこあるんですけど、一節目から全開。

 

いきなりこの曲名をぶち込んでくるあたり、いいですよね。

 

 

大好きより大きな」って表現がすごくいい。

 

 

 

好き以上の気持ちではあるんだけど、愛という言葉を使えるほどには愛が分からないってことでちょっと背伸びしてアガペーを使ってるってことも理由の一つにあるともうんですよね。

 

大好き以上愛未満的な感じね(?)

 

 

 

 

教わるより先に知ってた

女の子の 恋するこの気持ち

もし 傷ついていいの?って訊かれても

伝わるなら 飛びこんでゆきたい ふわっとね

 

続いてAメロなんですけど、これもたまんないですよね。

恋を知る前から女の子は本能的に知ってるんですよね、この感情を。

少女ですね。

 

 

 

そして、初めての恋に傷つく不安を感じながらも飛びこみたいってところなんですけど、、、

 

 

このね、ふわっとねの擬音がいいんですよね。

 

 

 

アガペーからの落差ですよ。

 

ちょっと背伸びしたアガペーとかいう単語を使っておきながらも、急に等身大の「ふわっとね」を使ってくるのがずるいですね。

 

そしてこの擬音、後から出てくる"髪"に対しても効いてくるワードだと思ってます。

 

 

 

 

 

シャンプーしたての 髪 日曜日

駅への道で出会えた

運命みたいな偶然 信じて

まっすぐ きみの名前を呼ぼう

 

いよいよやってきました、僕の一番好きなフレーズ。

 

 

シャンプーしたての 髪 日曜日

 

 

これは夏井先生も大満足の才能アリの一句でしょ!!!

 

まあ、実際のところどうなのか知らないですが。

(ちょっと字足らず感ありますけど。。。)

 

 

 

音の感じがいいんで声に出したい日本語なんですけど、オタクボイスで再生してもぜんぜん楽しくないんですよね。

 

キャスト陣が歌詞を朗読してくれる音源が欲しいなぁと思ってみたり。

 

まあ、今の所は曲を聴くしかないので、みなさん曲を聴きましょう。()

 

 

 

で、何がいいかって、もちろん音としてのリズムの良さもあると思うんですが、何と言っても、日曜日の出かける時点でシャンプーしたてという状況の特別感ですよね。

 

 

どういう状況かは知らないですよ。

まぁ、フツーに考えるとなると、お出かけする前にお風呂に入ったという状況かと思いますが。

 

 そんな非日常感・特別感のもとで、駅への道できみに偶然出会える

 

 

いや、これ。。。

 

 

絶対に髪ふわっと状態じゃん!!!!

 

 

 

このベストコンディションできみに会えたところで、まっすぐ名前を呼ぶんですよね。

 

シチュエーション最高です。

 

 

 

 

嬉しくって見つめあいたい

ペデストリアンデッキ

頬染めて笑った

16歳のアガペー

 

ここで具体的な場所がわかるわけですが、仙台駅のペデストリアンデッキですね。多分。。。

 

何度もエンディングでみましたけども、はやく現地に行ってみたいです。

 

 

そして、この場所で名前を呼んで、嬉しくって見つめ合って笑っている

 

もう、ただただそれだけでいい。

 

 

そういうことでのアガペーなんすよね。

ピュアなんですよ。これは。

 

 

 

 

続いて2番へ

 

 

 

重い袋 持ってくれたの

バッグのほうは平気だよ ありがとう

もしきみの手に かかってるものなら

そばでそっと手伝っていきたい さらっとね

 

名文だらけのこの曲なんですが、ここだけはどうもちょっと落とし込めてないんですよね。

 

もちろん意味は取りやすいんですけど、なんかもの足りないんですよね。

 

というか、今までが強いワードすぎたので、そこと比べちゃうとちょっと弱いかなぁと思ったりもしたのですが、これは単純に個人の好みですね。

 なんか刺さらない。。。

 

 

 

まぁ、ストリートしては1番で名前を読んで、その後一緒にお買い物にでも行ったという感じでしょうか。

 

その帰りなんですかね。

 

 

 

 

ここのさらっとねは一番と同様に好きですよ。

 

 

 

 

ちゃんと言葉にして言えたら

今日が記念日になるかな

運命みたいな瞬間 信じて

まっすぐ きみと歩いていたい

  

ちゃんと言葉にして言えたら 今日が記念日になるかな

1番と同様にここの「言えたら」に「さらっとね」が効いてくると思うんですよね。

まぁ、やっぱふわっとねの破壊力が強すぎると個人的には思うんですが。

 

 

 

「運命みたいな瞬間」のところが1番は"偶然"だったのが"瞬間"に変わっている点も見逃してはいけないところですね。

 

 

ちゃんと想いを言葉にして伝えられたらなんて思ってみたりもするけど、まだ言葉にできず、とりあえず今は一緒に歩いていたい。。。

 

 

これはたまんないっすね。

 

 

そして、1番の名前を呼ぶから「歩いていたい」に変わってるわけですが、変わらず「まっすぐ」なんですよね。

 

このへんからもさらっとピュアさが伺えますね。  

 

 

 

 

 

 

愛しかたはまだ知らない

愛すことは知ってる

大好きより大きな 

16歳のアガペー

 

2番終わりのここも「シャンプーしたての 髪 日曜日」に次いで好きなところなんですよね。

 

 

自分のこの気持ちが大好き以上で愛なんだとわかってはいるけども、だからといってどうしていいかも分からない

 

愛しかたは分からない

 

 

 

 

「愛しかた」と「愛すこと」のこの二つを持ってきてストレートに対比させるのはすげぇなぁと思います。

 

シンプルにしてこの絶妙な感情を表現していますね。

 

「愛しかたは"まだ"知らない」ってところも未熟ながら将来性も感じられていいんですよね。

 

 

 

そして、最後はイントロの名フレーズで締めですね。

 

 

 

 

 

いつもいつも近くで

元気つけてあげたい

 

遠く遠くいる日も

きみを想う

 

 「きみを想う〜〜」のところが「タチアガレ〜〜」と同じやつですね。

 

こういう歌いかた、なんて言うのか名前知らないですけど、これはWUGらしさの一つなんですかね。

 

 

 

 

 

 

ちゃんと言葉にして言えたら

今日が記念日になるかな

シャンプーしたての 髪 日曜日

駅への道で出会えた

運命みたいな瞬間 信じて

まっすぐ きみと歩いていたい

 

 

この落ちサビの永野さんのソロ、めっちゃ好き。

歌いかたも声もちょうどいい。

最高。

 

 

永野愛理さんも多分好き。なんかめっちゃ気になる。

 

 

 

 

 

 

愛しかたはまだ知らない

愛すことは知ってる

大好きより大きな

16歳のアガペー

 

最後は何度聴いても最高なこのフレーズで締めるわけですね。

 

 

 

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

曲全体としては、日曜日に駅前のペデストリアンデッキで、"きみ"に出会うと言う状況ですね。

 

で、やっぱりアガペーについてちゃんと考えないといけないと思うんですが。

 

 

 

愛しかたはまだ知らない

愛すことは知ってる

 

僕としてはここにアガペーがあると思ってます。

 

今の自分の感情が愛だとは分かっているけど、どうやって愛するのかは分からない。

 

 

だからこそ、まだ具体的に行動には起こせてない。

とりあえず今はこの関係のまま、「嬉しくって見つめあいたい」し、「きみと歩いていたい」。

 

特別な関係になれなくても、とりあえず今は、この状況に幸せを噛みしめる感じがアガペーなのかなぁって思いますね。

 

 

愛しかたを知ってしまったら持てない感情。

だからこそ"16歳の"アガペー

 

 なんですかね。

 

 

ちょっとあんまりうまく説明できないし、自分でも完全に理解できてない気がするので、また機会を改めて修正したいと思います。

 

 

 

 

 

 永野愛理さん

 

「16歳のアガペー」でセンターを務めるのは永野愛理(林田藍里役)さんですね。

 

まず、これで"えいの"と読むのがかなりレアなんで最初びっくりしましたね。

 

 

 

名前の呼び方にも驚いたんですが、なんと彼女は大学の哲学科卒らしいんですよね。

 

哲学科から声優のルートなんてどういうことだって感じなんですが、

高校生の頃にキルケゴールとかいう哲学者に惚れたのだとか。。。

 

 

多分アガペーが使ってある最大の理由はこれですね。

哲学科出身の永野さんがセンターを務めてるからってことですね。

 

 

僕としてはのこの経歴を知ってからというもの気になり過ぎて仕方ないんですけどね。

 

ほくろもめっちゃお気に入り。

 

100%アイドル向きって感じじゃない雰囲気も結構好きです。 

 

 

 

 

まとめ 

 

とりあえず、今回も勢いで書いてみました。

 

 

とりあえず、僕としてはこの手の恋の初期段階的な歌詞が好きなんですよね。

 

 

まあ、恋という時点で切なさはセットみたいなところはあると思うんですが、この曲は幸せ感全開の曲。

 

 

同じ恋の初期段階系の曲とはいえ「知らないLove*教えてLove」みたいな切なさを結構入れてくる感じの曲のもあって、僕はこっちの方が好きなんですが、たまには幸せ全開系も聞きたいよねって感じです。

 

 

この曲を聴くためにいつか仙台のペデストリアンデッキに赴きたいと思います。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

また、気が向いたら別の曲でも書こうかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

近づいた足音、君ならいいのに。~BiBi 冬がくれた予感 歌詞考察~

 

 

 

12月24日といえば、そう、BiBiの"冬がくれた予感"の発売日ですね。

 

2014年12月24日発売されたこの曲。

 

ラブライブ!の屈指の冬曲ということで、意外と好きな人も多いように感じます。

 

久々に聞いてみたらやっぱりクソ強い曲だったので、勢いに任せて歌詞メインで考察記事を書いていきたいと思います。

 

 

 

f:id:gassy0430:20191224172158j:plain

 

 

 

 

 

冬がくれた予感 考察

 

 

まず、発売日とジャケットの様子からクリスマスソングであることはほぼ確定でいいかと思います。

 

クリスマスの恋愛ソング。

 

個人的にBiBiの3人にはこんな恋をしてほしいなという一曲になってます。

 

 

Cutie Pantherみたいに

捕まえちゃう!

どこにいるの? ムリよムリよ どこにいたってムリよ 

捕まえちゃう!

誰といるの? ダメよダメよ わたし以外はダメよ

 

なんて感じで、口だけは強気に出てみるけど、実際には冬がくれた予感

みたいにめちゃめちゃ乙女しててほしいと私は思う次第であります。

 

 

で、やっぱりこの曲は南條さんの声が最強に合ってるんですよね。

まじで聞いたことない人は一度絵里ソロで聞いてみることをお勧めします。

 

 

 

ま、全体的な話はこれぐらいにして、全文歌詞を見て行きましょうか。

 

 

 

 

近づいた足音 君ならいいのに

違うって 違うって知ってるけど

寄り添って歩いてみたいこの気持ち

受けとって 受けとって欲しくなる

 

 

 はい、早速登場最強フレーズ!

近づいた足音 君ならいいのに、ここが最強なんですね。

微熱ですよ、微熱。

 

 

冬くれのせいで僕は足音大好きおじさんになったまでありますね。

 

 

"知らないLove*教えてLove"でも出てくるんですけど、街路樹とか電柱の影で高鳴る鼓動を抑え、耳を澄ませながら、気になるあの子を待ち伏せてみるシチュエーション。

たまらんですねぇ。

 

 

 

言葉にならない吐息が凍り

すぐに消えてく ひとり立つ街角

探してしまう 君の背中を

いるはずもない人混みのなか

 

 

クリスマスに浮かれる雑踏の中、自分はたったひとり。

 

ため息交じりの吐息が凍りつくほどに冷えきった心。 

 

そんな寂しさの中、いるはずのない君の姿を人混みに探してしまうわけですね。

 

切ないですね。。。

 

 

 

今日はね会いたいと云えばよかった

約束しそびれて悔やんでるの

今すぐに電話かけて

すぐに来てとここに来てと 告げてみたいのに

 

 

ここまでくるとだいぶ状況が掴めてきますね。

 

クリスマスの日、一緒に過ごしたかったけど約束できなかった。

 

そのことを後悔しつつも、どうしても諦めきれない。

 

今からでもいいから、電話をかけて会いたいって伝えたい。 

 

そうは思いつつも実際は電話なんてかけれるわけもない。

 

 

 

こんな感じでしょうか。

 

まあでも、クリスマスに約束できるということは割といい感じの仲の友達なのかなぁってことがこの時点で察せるかなぁと思います。

 

 

 

ためらってる とまどってる まだ決められない

指先で星の数なぞりながらも

好きになったあの日思って胸が痛い

ためらってる とまどってる まだ決められない

夜が更けてしまうから早く決めなきゃ

好きになって私はすこし臆病になったみたいね 

 

 

いよいよサビ。

 

まだこの子は諦めきれてないんですね。

 

もう星が見え始めた時間になったけど、まだ決められない。

 

どうしても諦められない。

 

好きだって気持ちに気づいてしまったからこそ、今までのように気軽に誘えない。

 

好きになってなかったら誘えてたかもしれないと思うと胸が痛い。

 

 

 

 

近づいた足音 君ならいいのに

違うって 違うって知ってるけど

寄り添って歩いてみたいこの気持ち

受けとって 受けとって欲しくなる

 

 

ここで例の冒頭のフレーズを挟んでいよいよ2番へと行きます。

 

 

 

 

窓にきらめく飾りが落ちて

拾い上げれば不意に泣きたくなる

予感がするよ 君に会えると

ただの予感じゃないそう信じてみたい

 

 

ここちょっとわからないんですけどおそらくどこかのお店のショーウィンドー飾りのことでいいんですかね。。。?

 

迷いながら街中をさまよってたら、ショーウィンドーのクリスマス用の飾りが落ちて、それを拾い上げる。

 

このクリスマスの飾りを通して、賑わう世間のクリスマスと自身の現状の差を痛感し、泣きたくなるほどに寂しくなってしまうわけですね。

 

でもその寂しさとは裏腹にどこか君に会える予感を不意に感じた。

 

ここがこのタイトルたる所以ですね。

 

 

 

 

自分から会いたいと云えばよかった

意地張ってなんとなく我慢してた

 今すぐにいつもの場所

行ってみようかもしかしたら 君がいるかも

 

 

君に会える予感を感じてのこの部分。

 

衝撃なのは、この二人にはいつもの場所があるんですね。

 

よく一緒に話す公園なのか、街中のベンチなのかは知らないですが、そんな場所がある時点でだいぶ仲良いなと思いますけどね。

 

未だに約束しなかったことが諦めきれない中、なんとなくいつもの場所にいけば君に会える予感がする。

 

 

 

ためらってる とまどってる まだ決められない

夜が更けてしまうから早く決めなきゃ

好きになって私はすこし臆病になったみたいね

 

 

そして2番サビ。

ここは1番サビの短縮形で後半の部分だけですね。

 

なんとなく会える予感がし始めたので、"好きになったあの日思って胸が痛い"という思いは無くなったということでしょうか。

 

 

 

 

そして間奏を挟んでから落ちサビへ。

音楽的なことは全く分からんので残念なんですが、間奏めっちゃオシャレだなぁとか思います。

 

音のオタクの音楽的な話が聞きたいです。

 

 

 

 

 

駆け出したら 冷たさにふるえながらも

熱くなるほっぺたと胸の鼓動が

好きになったあの日思って涙出そう

駆け出したら冷たさにふるえながらも

遠くから私へと手を振る誰か

あれはきっと君が急いでこっちへ向かうところね

 

 

南 條 愛 乃 。

 

この落ちサビの南條さんがまじで最強。

 

これを歌えるのは南條愛乃以外考えられないって感じがしますね。

 

この落ちサビめちゃめちゃ好きです。

 

 

 

 

 

 

 

えっと、肝心の歌詞の方を見ると、

散々迷った挙句、この子はいつもの場所に行くことに決めたわけですね。

 

もちろん悠々と歩いて歩いていけるハズもなく、駆け出すわけですけど。

 

凍えるような空気とは対照的に、会えるかもしれないという期待に熱くなるほっぺたと胸の鼓動。 

 

そして、駆けていつもの場所に向かっていると、反対から君も駆けてくるわけですね。

 

 

 

 

 

 

いや、これは。。。

 

 

 

 

 

幸せかよ!

 

 

 

the ハッピーエンドですね。

 

この綺麗な終わりには流石に普段斜に構えちゃう僕でも心から祝福できる気がします。

 

いやしかし、本当に綺麗な流れ。

 

 

 

 

 

近ずいた足音 君の足音が

まっすぐ私へと駆けてくる

寄りそって歩いてみたいこの気持ち

おんなじ気持ちで駆けてくる

 

 

 落ちサビの時点で大満足してしまうんですが、冬くれの一番の良さはここにあると思ってます。

 

 

1番2番で使われたのあの名フレーズが最後の最後でこれに変化するわけですね。

 

 

 

 あの微熱感じる名フレーズが一気にハッピーエンドになるわけですよ!!

 

 

"君ならいいのに"という願望が"君の足音が"という確定した現実になり、

"受けとって欲しくなる"という自分からの一方的な想いが"おんなじ気持ちで駆けてくる"という双方向で一致した想いに変わっていく。

 

 

 

本当に美しいですね。

 

初めて歌詞をちゃんと見ながら聞いた時、震えあがったのを覚えています。

 

流石の畑亜貴ですね。

 

とりあえず、歌詞見ながらじっくり聞いてない人はとりあえず聞いてみてほしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、今回はこのへんで終わりたいと思います。

 

個人的に夏、終わらないで。とともに大好きな曲なので、今回突発的に書いてみました。

 

夏、終わらないで。の方もまたの機会に書ければなと思います。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

12/24、発売日の今日この日に是非冬がくれた予感を楽しんでもらえればと思います。

 

 

 

微熱という概念 ~ラブライブ!で学ぶ、微熱。~

 

 

このはてなブログを開設して1本目の記事ということで、今回は僕の大好きな"微熱"という概念について書いてみたいと思います。

 

歌詞にも微熱が入った曲があったりと、ラブライブ!を読み解く上で非常に重要な概念であると僕は思っているので、少しでも理解していただけたらと思います。

 

 

「私は微熱が好きです!」と公言している人が全然いない気がするので、これを機に少しでも微熱について考えてもらえれば嬉しいです。

 

それでは早速本題へ。

 

 

 《目次》

 

 

 

 

 

 

微熱とは

 

まずそもそも微熱とは何か。

 

これは畑亜貴さんが独自に提唱している概念だと思います。(多分)

 

畑さん自身、微熱が大好きであると様々なインタビュー等で語っており、ラブライブ!シリーズのほぼ全ての曲の作詞を手がける畑さんの大好きな概念とういうことは、それはもうラブライブ!最重要概念ということになると思います。

 

 

いくつかの畑亜貴インタビュー等を読んだ中で、個人的に僕が大切にしている定義は熱に浮かされた状態という言葉です。

 

 

 

そう、私は"微熱"っていう言葉が大好きで、アイドルに一番似合うことは"微熱"だと思ってるんです。熱にちょっと浮かされた感じが、とてもとても似合うんですね。彼女たちにはこれから何が起こるかわからないんですよ。「何?この熱い気持ちは?」っていう。なんか頬が熱い、胸が熱い、耳たぶが熱い、っていうのがアイドルなんですよね、やっぱり。私の一生のテーマなので、アイドルと微熱は。

(Cut 2015年8月号より)

 

これはCutという雑誌でラブライブ!が特集された時のインタビューの抜粋ですね。

あの畑亜貴に一生のテーマとも言わせるほどの概念なわけです!

他のラブライブ!関連誌や畑亜貴のオフィシャルブログなどでも微熱について語られてたりするので、見てみるといいかもしれないです。

 

 

まあ、とりあえず簡単に言っておくと"未知のものに対して本能的に湧き上がるワクワク感"と言った感じになるかと思います。

 

この説明だけだと、まだ漠然としすぎていると思うので、これから詳しく説明していくわけですが、なんせ微熱という概念は非常に範囲が広いので、僕の中では"広義微熱"と"(狭義)微熱"の二つに分けて考えています。

 

もちろん、(狭義)微熱は広義微熱の中に含まれている概念ということになります。 

(僕の好きな微熱を分かりやすくするために勝手に分けてるだけなんですけど。。。)

 

それではそれぞれについて説明していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

広義微熱 

 

まずは広義微熱 。

 

先ほども述べたように 未知のものに対して本能的に湧き上がるワクワク感。

熱に浮かされた状態

これが微熱です。

 

おそらくここに来られた方はラブライブ!を視聴済みと思いますが、テレビアニメ1期での穂乃果ちゃんの感じですね。

これが一番分かりやすいかと思います。

 

A-RISEをきっかけにスクールアイドルというものに運命的に出会いを果たし、スクールアイドルを始めたくて、いてもたってもいられない感じ。

先のことは何もわからないけど、とりあえずスクールアイドルを始めたくて、ダンスを練習してみたり、入部届けを書いたり。

できるかどうかなんて考える前に、思わず体が動き出す感覚。

この時の穂乃果ちゃんは間違いなく熱に浮かされていますね。

これが微熱です。」

 

 

もちろん穂乃果ちゃんに限らず、スクールアイドルを始める時の千歌ちゃんの感じも微熱ですね。

 

 

スクールアイドルに対するこのワクワク感、これ自体は、ラブライブ!楽曲の中のいたるところで感じられるわけですが、微熱理解する上で外せないと思うのは、μ's 1st Single"僕らのLIVE君とのLIFE"の中の名フレーズ元気の温度は下がらないです!

 

元気の温度というのがもう最強ワードな訳ですが、この元気の温度が下がらない状態、まさにこれが熱に浮かされた状態微熱ってやつですね。

1st Singleから、畑亜貴の微熱感全開なわけですね。

 

 

 

 

 

 

この微熱ってやつは何もスクールアイドルを始める時だけに限らず、日常生活の中で何か新しいことをする時のちょっとしたワクワク感、その中にも微熱のエッセンスは少なからず 含まれていると思います。

 

あんまりオタク君について書くようなことは気が進まないのですが、もちろんオタク君達も微熱を感じたことがあると思います。

 

何か新しいコンテンツに沼って行く時のあの感覚。

あの感情は微熱的であると思います。

 

僕がラブライブ!にハマった時にも微熱を感じていました。

一日中ラブライブ!のことを考えていて、曲を聴いたり、ライブ映像をみたり、ラジオを聴いたりとひたすらラブライブ!のことを考えていた、オタク初期の期間のあの感じ。

 

 皆さんにも経験があるのではないでしょうか。

 

 

 

ま、広義微熱はこのぐらいにして、いよいよ本題の僕の大好きな微熱にいきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

(狭義)微熱

 

さて、いよいよ、(狭義)微熱。

 

これはズバリ、恋に限定した微熱 です!

(さらに欲を言うと、少女の初恋に限定したいです。。。)

 

 

まあ、どう言うことかと言うと、恋の始まりの状態ですね。

「あれ、なんだろう、このの気持ち? これってもしかて・・・」のこの部分!

自分の気持ちが恋であると確信する一歩手前の状態。

恋が形成しきる前段階。

恋の階段1段目。(←弱り目に祟られろ!レディオ Season3 017畑亜貴の発言より) 

これが僕の大好きな微熱です。

 

 美しく、どこか儚げで、最高に純度の高いものだと思うのですが、どうでしょうか?

この世で一番美しいと思います。

 

この素晴らしい概念をちょっとでも理解してもらえるように、僕の好きな微熱曲を5つ紹介したいと思います。

 

 

 

知らないLove*教えてLove(lily white)

まず一曲目にあげたいのは、lily whiteの1st Singleですね。

 

そもそも、畑亜貴が微熱を全開に押し出しているユニットってのはlily whiteだと思うんですね。

曲名に微熱なんて言葉が入ってる曲もありますし。

 

で、そんなlily whiteの曲は発売順に恋の成長過程が見て取れるのですが、その成長の序盤に当たる1st Singleは完璧に微熱なんですね。

(厳密にいうと完璧な微熱曲ってのはなかなかないんですが、これは完璧だと思います。)

 

 

まず、タイトルのLoveですよ。

この少女達にはLoveなんて分からないですよ。

でもなんかちょっと背伸びしてLoveを使ってるのもいい感じだし、それを「知らない。。。教えて!」って言ってる感じもたまらなくいいですね。

 

まあ、とりあえずなんも言わねぇから歌詞を見ながらじっくり聴いてほしいってことなんですが、"あなたの風にさらわれたい"だったりと、結構攻めてるなぁって感じがします。

 

 

 

微熱からMystery(lily white)

 続いて2曲目はlily whiteの2nd Singleですね。

(あれ、またlily white?と思われた方もいると思いますが、大好きなので許してください。)

 

まず、タイトル見れば分かるように、畑亜貴の微熱への思いが抑えきれていません。。。

これが微熱曲じゃないはずがないんですよね。

 

 

ジャケット見ると分かるように、水着つまり夏の曲ですね。

この夏と微熱ってのは非常に相性がいいんですよね。

 

恋の火照りと夏の熱さが混在する状態。

この身体の熱さは夏のせいか、それとも恋のせいか。。。

強い陽射しに灼かれ、いつもよりちょっとだけ大胆になっちゃいそうな感じ。

 

 

この曲の場合、知らないLove*教えてLoveからは一歩進んで、自分の気持ちにだいぶ確信を持っている気がするので、微熱からは一歩進んでいるような気もしますが、微熱を存分に感じられる曲であることは間違いないですね。

 

 

僕は

今年の夏に揺れる 髪型も変えてみる?

今年の夏に揺れる 水着は照れちゃうの

この部分が大好きです。

 

 

 

Mermaid festa vol.2 ~Passionate~(穂乃果・凛)

3曲目はμ'sデュオトリオのこの曲。

こちらも夏の微熱曲ではあるんですが、何と言ってもこれをほのりんが歌ってるのがポイント。

 

普段は元気系ののほのりんが、結構大胆に恋に踏み出そうとしている感じがいいんですよねぇ。

これも完璧な微熱というわけではないんですが、爽やかに軽く微熱を感じられる曲ですね。

 

ライブでタオル回してぇ。。。

 

 

 

 

baby maybe 恋のボタン(μ's)

 

4曲目にしていよいよμ's全体曲。

恥ずかしながらもつい最近までこれが微熱曲であると気づいてなかったんですよね。。。

もう一気に微熱曲上位にランクインしていきましたね。

 

 

" ひみつが自分勝手に ふくらむもどかしさ"

 

こことかもろに微熱なんですよね。

 

自分の意思に関係なく想いが強くなっていく感じ。

 

 

曲調含め、女の子感全開で、the 王道微熱って感じですね。

最近気付いたばかりなので、まだまだ聞き込んでいきたいところですね。

 

 

 

 

ときめき分類学(AZALEA)

 

最後の5曲目はAZALEAのこの曲です。

もうタイトル見ればこれが微熱曲は明らかなわけですが。。。

 

ときめきってのはやっぱり微熱に必要な要素なんですけど、それを研究しようとするその姿勢、いいですねぇ。

 

"想像だけで熱くなる耳たぶ"

これとかもう冒頭の畑亜貴のインタビューもろですよね。

 

普段知ってるときめきと違う恋のときめきを初めて感じ、戸惑いながらもそれを解き明かそうとする感じ。

 

Aqours曲は聴き込めてないせいもあって、なかなか微熱を感じる曲が少ない気がしますが、この曲は割と好きですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

というわけで今回は微熱について説明させてもらいました。

 

 

あんまりうまく説明できた気がしないので、アレなんですけど。。。

 

後半の僕の好きな恋に限定した(狭義)微熱メインでしたが、これから逆に恋以外のことに拡張していけば、広義微熱の方も少しは理解してもらえるかと思います。

 

 

微熱とは熱に浮かされた状態で、

恋の階段1段目

これが微熱です。

 

 

今回紹介した微熱曲は、あえてがっつり歌詞に言及しなかったので、自分で歌詞を見ながら、ぜひ聞いてほしいです。

 

こんな文章ですが最後まで読んでいただいてありがとうございます。

 

 

 

最後に畑亜貴さんのラジオで微熱について話してる回があったので、よかったら見てみてください。

 

akihata.jp

 

《内田彩 DECORATE 歌詞考察》

(以前noteで書いた記事をこちらに移しました。多少手を加えてあります。)

(一応追加した分は赤文字にしています。)

 

 

f:id:gassy0430:20191211120131j:plain

 

 

 

DECORATEがリード曲となる内田彩の4thアルバム『Ephemera』の発売まで1週間を切りました。

楽しみすぎてしょうがないのと自身の思考を整理するためにDECORATEに関して初noteを書くことにしてみました。

文章はあまり自信がないのですがよろしくお願いします。

 

ここにたどり着いた方はもうDECORATEを聞き込まれた方々とは思いますが一応MVを貼っておきます。

内田彩 -Aya Uchida- Music Channel」にて全てのmvが観れるので、内田彩さんが初めましての人はぜひ観てみてください!!!

 

DECORATE歌詞考察

さていよいよ本題のDECORATEの歌詞考察に入っていきたいと思います。

 

初めて聞いたときに思うのは圧倒的な大人っぽさ。

いろんな経験を積んできた大人の女性だからこそ歌える恋の歌。

個人的にSweet RainやLet it shine系のぴゅあぴゅあな曲が大好きなのですが、これはこれで結構好きかもしれないなぁなんて思い始めてます。

 

結構歌詞解釈が難しく、テーマ的にもあえて幅を持たせているように感じますが、自分なりの解釈を綴っていきたいと思います。

まずは冒頭から

賑わう週末を照らす 
ネオンライト掻き分け 
既読無視を決め込む 
メッセージに
worry about losting you

(多分ここはlostingじゃなくてlosingですよね。うっちーもlosingで歌っているように感じます。意図的にこのスペルにしているならなんとも言えないですが、間違いじゃないかなぁとか思ってます。)

(↑発売前の時点で僕の見た歌詞サイトはこのような表記になっていましたが、歌詞カードではちゃんとlosingになっていました。)

 

週末にデートの約束でもしようとしていたのでしょうか、そんな週末に一人ネオン街を歩きながら相手からの連絡を既読無視する。

なんとなく連絡を返したくなく、自分から既読無視をしておきながらも、やっぱり相手を失うことを恐れているそんな矛盾した自身の心を表現したものかと思いました。

 

「愛してる」と呟く 
言葉の嘘を探して
割れたディスプレイ指で 
なぞったSlowly

なんとなくですが、ここの「愛してる」は自身の独り言だと思いました。

自分の本心がわからず、とりあえず愛してるの言葉を呟いてみたけど、やっぱりその言葉が本心なのかわからないといったところですかね。

後半のディスプレイを指でなぞるのところは、過去のトーク履歴でも遡りながら自身の”愛してる”の真偽について思いを巡らせているシーンかとも思いましたが、2番で送っている延命措置を施すためのメッセージを入力していということも考えられるかと思います。

個人的には前者の解釈のが好きなのでこっちを推したい。

Slowlyにも気が重い様子が現れているかと。

 

どうしてだろう 
素直になれない
わかってるの
言葉より
確かなもの 
今すぐにHug me tight.

自身をデコレイトしすぎて素直な気持ちがわからないし、愛してると呟いてみてもやっぱり本心がわからない。

そんな言葉遊びじゃ何もわからない。

だからそれを確かめたくて肉体的接触を求め、自身の本能に問いたいといったところですかね。

Hug me.じゃなくてHug me tight.なのもなんかいいっすね。

 

 

見上げることもなくなった 
「月が今日は綺麗だ」って
言い合って「意味ないじゃん」 
笑いあっていたかった
デコレイトした言葉に 
嬉しがってるふりする
そんな風に騙しあって 
歪な心を埋めてる

 いよいよサビの一節。

第一印象としては今じゃ月を見上げることもなくなったけど、かつてのように一緒に月を見上げ笑いあえる関係性でいたかったということかと単純に解釈しました。

この「月が綺麗ですね」を言いあっても意味がない関係性というのは、互いにI love you.という言葉で告白しても意味がない、つまりお互いが愛し合っていてそのことを互いに理解しているそんな関係性を表現したものかと思います。

デコレイトした”愛してる”で騙しあっている現状とは真逆の関係性ですね。

でも、2人ともその現状に気づいていて、惰性的にデコレイトした偽りの関係に甘んじている。

そんな歪んだ関係性かと思います。

ただ気になるのが、「月が綺麗だ」ではなく「月が"今日は"綺麗だ」という表現なんですよね。

この"今日は"がイマイチ掴みきれていないので、まだまだ考える必要があります。。。

 

 

もうすでに僕みたいなガキでは全くついていけない大人な感じですが、2番にいきましょう。。。

優しい嘘で包んだ
“会えない”言い訳組み立て
「しかたない」に変えていく 
ロジックがFeel bad about myself

ここで、1番のAメロで既読無視を決め込んでいた相手からのメッセージが「会いたい」的なメッセージだったことが想像されます。

相手から「会いたい」というメッセージを受けるも、自分の気持ちがわからなくなっている主人公ちゃんはとりあえず今は会いたくなくって、一旦は既読無視をしようにも、やっぱり失ってしまうのは怖い。

だからこそ適当な会えない言い訳を考え、仕方ないと自分自身を納得させようとしている。

それでもやっぱりそんな行動をとる自分自身に嫌気がさしていると言った感じでしょうか。

二転三転していて自分の本心がよくわかんなくなっている様子が感じられます。

 

過去の経験値から 
なんとなく気づいている
延命措置を施す 
メッセージをsend you

主人公ちゃんはもう大人ですからね。かつての恋の経験から、なんとなくこの関係が終わりを迎えようとしてることに直感的に気づいているわけですね。

それでも今は自分の本心もわからないし、とりあえず結論を先延ばしにしたい。

そんなわけで延命措置としてのデコレイトした会えない言い訳を相手に返信するわけですね。

 

何度目だろう 
繰り返すたびに
嫌になるの
縋るように思い出が 
頭の中have a flashback.

ここも過去の経験にかかっていると思います。

何度も恋の終わりを経験してきたからこそ、また恋の終わりを感じさせる自身の感情に嫌気がさしている。

月を見上げて笑いあっていたころは想像もしていなかった自分の感情に落胆しているといった感じでしょうか。

そんな中楽しかったころの思い出がフラッシュバックする。

 

見下されないようにって 
虚勢張って無理してた
「好きなコト」「好きなモノ」 
わかんなくなってた
デコレイトした言葉に 
期待しないわけじゃない
そんな風に騙されあって 
歪な心を埋めてる

そして2番サビ

ここで見下すって言葉が出てくると何となくちょっと強すぎる気もするんですが、見上げるとの対比ってことで。。。

多分I don’t belong to you.にも関係しているとは思うんですが、相手にとって都合のいい女にならないように自身を無理にデコレイトしてきたけど、そんなことをしているうちに自分の本心がわかんなくなってしまった。

自分の好きなモノ・好きなコトは一体何だったのか。

そんな中デコレイトした言葉だとわかっていても、やっぱり期待してしまう自分がいる。

そんな風にして騙されていることを許容しながらデコレイトした歪な関係が続いていくわけですね。

 

甘い言葉は 
記憶のイイトコだけ繋いで
甘いシチュエーション 
警戒心ほどいていく
Hold on! Give me a moment.
心見透かした気にならないで
目をそらさないで 
わたしだけみつめていて

自分の気持ちは冷め始めているのにやっぱり甘い言葉を囁かれると、過去のいい思い出ばかりを思い出し、甘いシチュエーションに自分の心が流されそうになってしまう。

だからこそ「待って待ってちょっと待って!」って感じでの「Hold on! Give me a moment.」で「心見透かした気にならないで」が来るわけですね。

まあでも、結局最後はわたしだけみつめていてということで完全に流されちゃってる感じがしますが。。。

 

下書きに残したまんま 
伝えたかった4文字と
宛先がみつめかえす 
「本当はどうしたいの?」

はい、ここで問題の伝えたかった4文字。

結論としては「さよなら」を支持したいですね。

2番終わりまでは基本的に相手への気持ちが冷めてしまっていてる感じで、その後甘い言葉によってやっぱり好きって方に気持ちが傾いた感じがします。

そんな心境の中で携帯を見ると下書きに残された「さよなら」がある。

それを見返しながら自分の本心がやっぱり何なのかわからなくなってしまうといった感じが自然かなぁと思います。

 

見上げることもなくなった 
「月が今日は綺麗だ」って
言いあって「意味ないじゃん」 
笑いあっていたかった

ここは先ほどと同じ部分。

 

デコレイトした自分に 
振り返らずにバイバイ
淋しさも愛おしさも 
自由の色を濃くする

今まで自分の気持ちがコロコロ変わってきて、自分の本心が全くわからなくなってきたからこそ、素直な自分・自分の本心を取り戻したいということで、デコレイトした自分との決別を誓っているわけですね。

ここでの自由は別に相手に別れを告げていることかどうかはわからないので、結局主人公ちゃんの気持ちはどっちに傾いたのかわからないなぁって感じですね。。。

 

Can’t you see any difference between?
Can’t you see? I don’t belong to you.
Can’t you see a very difference between?
Can’t you see? I don’t belong to you.

そして間奏とアウトロで出てくるこの英語。

正直英語になるとニュアンスが全然わからないので何ともしがたいんで、全く自信がないんですけど、betweenはデコレイトした自分と本当の自分のことを表現しているのかなぁと思います。

主人公ちゃんがデコレイトした自分に決別したあとで、相手に対して、「これが本当のわたしよ。あんたにはわかんないでしょ。わたしはあんたのモノじゃないのよ!」って感じで強気になってるのかなぁと思いました。

 

 

 

これを書きながら自分の考えも変わってきたり、一貫した感じで書けてはいませんが現状での僕の解釈はこんな感じです。

自分の恋心が冷め始めてるような気がしつつも自分の本心がまったくわからない。

二転三転する心情を描いた曲かとは思います。

結局最終的に気持ちがどっちに傾いたのかはもう少し考えたいところですかね。。。

 

追記:書きながら結局結論どっちなんだろうという感情になっていましたが、改めて見直すとこの感じからのハッピーエンドは考えにくいので、この恋は終わったのかなぁと思います。

 

 

拙い文章ながらここまで読んでいただき、ありがとうございました。

DECORATEについて考えるきっかけになれれば幸いです。

リリイベ当たりますように。。。!!!

(リリイベ外れました、辛いです。。。3月までDECORATEはお預け。。。)