「シャンプーしたての 髪 日曜日」 ~16歳のアガペー(WUG)歌詞考察~
こんにちは。
最近Wake Up, Girls!の履修を始めてしまいまして、素晴らしい曲を発掘してしまったのでそれについて書きたいと思います。
もうすでにタイトルにあるように「16歳のアガペー」という曲なんですけど。。。
この曲なんですけど、僕はラブライブ!からオタクになった人間なので同じアイドルコンテンツということでちょっと比較させてもらうと、「baby maybe 恋のボタン」とすごく近いかなぁと感じます。
この手の歌詞は僕の大好物なんですよ。
WUGちゃんの曲、まだ10曲ぐらいしか聴いてないですが
多分、僕の中でこれを超えるWUGちゃんの曲はないと現段階で確信しています。
それぐらい好き。
というわけで、自分の整理のために歌詞考察的なのをやっていきたいと思います。
とはいえ、まだ劇場版をみてアニメ一期を見ただけの段階なので、ストーリーやらキャラは掘れないと思いますが、そこんところは大目に見てもらえればと思います。。。
もちろん雑誌やらのインタビューとかも見てない段階でまとめています。。。
そんなに長くないけど一応目次。
目次
曲名とアガペー
まず、僕がこの曲に出会ったのはアニメの3話ぐらいを見ていた段階なんですね。
とりあえず、タチアガレ!良いなぁと思いながら曲を聴いていた時にふと聴いてみようと思ったのがきっかけですね。
まずね、タイトルの時点で良曲オーラが出てるんですよね。
16歳のアガペー
ですよ!!!!!
16歳とアガペーの組み合わせが、初めて見たときに確実にひっかるんですよね。
で、このアガペーなんですが、高校かなんかで倫政をかじった時に「無償の愛」って習った記憶がうっすらあった程度だったので、しっかり調べ直しました。
アガペーってのはギリシア語の4つの愛のうちの一つ、「無償の愛」のことらしいです。
ちなみに4つの愛というのは
・エロス:男女関係における本能的な愛
・フィリア:友人間における友愛
・ストルゲー:親子や兄弟間の家族愛
・ アガペー:無条件の愛、無償の愛
この4つらしいですね。
そういえばこんなのやったような気がしないでもない。
軽く調べただけなので、ちゃんとしたのが知りたかったら自分で調べなおしてください。。。
で、アガペーについて軽く調べてみたところで、改めて「16歳のアガペー」というタイトルに戻るんですけど、16歳なんですよ!
16歳、高1にしてアガペーなんてわからないですよ。
たった16歳生きたぐらいではアガペーなんて分かるわけないです。(多分。。。)
歌詞を見てみるとわかるんですけど、これは16歳だからこその、16歳にしかわからないアガペーだと思うんですよね。
僕としてはもうほんとにタイトルを見るだけで楽しい曲ですね。
何を言ってるんだという感じだと思うので早速本題の歌詞全文を見ていきましょう。
歌詞全文
まず、作詞担当は只野菜摘さんですね。
僕はうっちー曲でお世話になった方なんですが、ピンク・マゼンダの人ですね。
WUGちゃんの歌詞も結構多く担当されてるみたいですね。
ピンク・マゼンダ(内田彩)もいい曲なんでぜひ聴いて見てください。
女の子にしか歌えない歌って感じの歌詞で、この系統の詩も割と好きですね。
それでは、全文見ていきたいと思います。
大好きより大きな
16歳のアガペー
短いイントロからのこのフレーズ。
この曲は名フレーズしかないみたいなとこあるんですけど、一節目から全開。
いきなりこの曲名をぶち込んでくるあたり、いいですよね。
「大好きより大きな」って表現がすごくいい。
好き以上の気持ちではあるんだけど、愛という言葉を使えるほどには愛が分からないってことでちょっと背伸びしてアガペーを使ってるってことも理由の一つにあるともうんですよね。
大好き以上愛未満的な感じね(?)
教わるより先に知ってた
女の子の 恋するこの気持ち
もし 傷ついていいの?って訊かれても
伝わるなら 飛びこんでゆきたい ふわっとね
続いてAメロなんですけど、これもたまんないですよね。
恋を知る前から女の子は本能的に知ってるんですよね、この感情を。
少女ですね。
そして、初めての恋に傷つく不安を感じながらも飛びこみたいってところなんですけど、、、
このね、「ふわっとね」の擬音がいいんですよね。
アガペーからの落差ですよ。
ちょっと背伸びしたアガペーとかいう単語を使っておきながらも、急に等身大の「ふわっとね」を使ってくるのがずるいですね。
そしてこの擬音、後から出てくる"髪"に対しても効いてくるワードだと思ってます。
シャンプーしたての 髪 日曜日
駅への道で出会えた
運命みたいな偶然 信じて
まっすぐ きみの名前を呼ぼう
いよいよやってきました、僕の一番好きなフレーズ。
「シャンプーしたての 髪 日曜日」
これは夏井先生も大満足の才能アリの一句でしょ!!!
まあ、実際のところどうなのか知らないですが。
(ちょっと字足らず感ありますけど。。。)
音の感じがいいんで声に出したい日本語なんですけど、オタクボイスで再生してもぜんぜん楽しくないんですよね。
キャスト陣が歌詞を朗読してくれる音源が欲しいなぁと思ってみたり。
まあ、今の所は曲を聴くしかないので、みなさん曲を聴きましょう。()
で、何がいいかって、もちろん音としてのリズムの良さもあると思うんですが、何と言っても、日曜日の出かける時点でシャンプーしたてという状況の特別感ですよね。
どういう状況かは知らないですよ。
まぁ、フツーに考えるとなると、お出かけする前にお風呂に入ったという状況かと思いますが。
そんな非日常感・特別感のもとで、駅への道できみに偶然出会える。
いや、これ。。。
絶対に髪ふわっと状態じゃん!!!!
このベストコンディションできみに会えたところで、まっすぐ名前を呼ぶんですよね。
シチュエーション最高です。
嬉しくって見つめあいたい
頬染めて笑った
16歳のアガペー
ここで具体的な場所がわかるわけですが、仙台駅のペデストリアンデッキですね。多分。。。
何度もエンディングでみましたけども、はやく現地に行ってみたいです。
そして、この場所で名前を呼んで、嬉しくって見つめ合って、笑っている。
もう、ただただそれだけでいい。
そういうことでのアガペーなんすよね。
ピュアなんですよ。これは。
続いて2番へ
重い袋 持ってくれたの
バッグのほうは平気だよ ありがとう
もしきみの手に かかってるものなら
そばでそっと手伝っていきたい さらっとね
名文だらけのこの曲なんですが、ここだけはどうもちょっと落とし込めてないんですよね。
もちろん意味は取りやすいんですけど、なんかもの足りないんですよね。
というか、今までが強いワードすぎたので、そこと比べちゃうとちょっと弱いかなぁと思ったりもしたのですが、これは単純に個人の好みですね。
なんか刺さらない。。。
まぁ、ストリートしては1番で名前を読んで、その後一緒にお買い物にでも行ったという感じでしょうか。
その帰りなんですかね。
ここの「さらっとね」は一番と同様に好きですよ。
ちゃんと言葉にして言えたら
今日が記念日になるかな
運命みたいな瞬間 信じて
まっすぐ きみと歩いていたい
「ちゃんと言葉にして言えたら 今日が記念日になるかな」
1番と同様にここの「言えたら」に「さらっとね」が効いてくると思うんですよね。
まぁ、やっぱふわっとねの破壊力が強すぎると個人的には思うんですが。
「運命みたいな瞬間」のところが1番は"偶然"だったのが"瞬間"に変わっている点も見逃してはいけないところですね。
ちゃんと想いを言葉にして伝えられたらなんて思ってみたりもするけど、まだ言葉にできず、とりあえず今は一緒に歩いていたい。。。
これはたまんないっすね。
そして、1番の名前を呼ぶから「歩いていたい」に変わってるわけですが、変わらず「まっすぐ」なんですよね。
このへんからもさらっとピュアさが伺えますね。
愛しかたはまだ知らない
愛すことは知ってる
大好きより大きな
16歳のアガペー
2番終わりのここも「シャンプーしたての 髪 日曜日」に次いで好きなところなんですよね。
自分のこの気持ちが大好き以上で愛なんだとわかってはいるけども、だからといってどうしていいかも分からない。
愛しかたは分からない。
「愛しかた」と「愛すこと」のこの二つを持ってきてストレートに対比させるのはすげぇなぁと思います。
シンプルにしてこの絶妙な感情を表現していますね。
「愛しかたは"まだ"知らない」ってところも未熟ながら将来性も感じられていいんですよね。
そして、最後はイントロの名フレーズで締めですね。
いつもいつも近くで
元気つけてあげたい
遠く遠くいる日も
きみを想う
「きみを想う〜〜」のところが「タチアガレ〜〜」と同じやつですね。
こういう歌いかた、なんて言うのか名前知らないですけど、これはWUGらしさの一つなんですかね。
ちゃんと言葉にして言えたら
今日が記念日になるかな
シャンプーしたての 髪 日曜日
駅への道で出会えた
運命みたいな瞬間 信じて
まっすぐ きみと歩いていたい
この落ちサビの永野さんのソロ、めっちゃ好き。
歌いかたも声もちょうどいい。
最高。
永野愛理さんも多分好き。なんかめっちゃ気になる。
愛しかたはまだ知らない
愛すことは知ってる
大好きより大きな
16歳のアガペー
最後は何度聴いても最高なこのフレーズで締めるわけですね。
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曲全体としては、日曜日に駅前のペデストリアンデッキで、"きみ"に出会うと言う状況ですね。
で、やっぱりアガペーについてちゃんと考えないといけないと思うんですが。
愛しかたはまだ知らない
愛すことは知ってる
僕としてはここにアガペーがあると思ってます。
今の自分の感情が愛だとは分かっているけど、どうやって愛するのかは分からない。
だからこそ、まだ具体的に行動には起こせてない。
とりあえず今はこの関係のまま、「嬉しくって見つめあいたい」し、「きみと歩いていたい」。
特別な関係になれなくても、とりあえず今は、この状況に幸せを噛みしめる感じがアガペーなのかなぁって思いますね。
愛しかたを知ってしまったら持てない感情。
だからこそ"16歳の"アガペー
なんですかね。
ちょっとあんまりうまく説明できないし、自分でも完全に理解できてない気がするので、また機会を改めて修正したいと思います。
永野愛理さん
「16歳のアガペー」でセンターを務めるのは永野愛理(林田藍里役)さんですね。
まず、これで"えいの"と読むのがかなりレアなんで最初びっくりしましたね。
名前の呼び方にも驚いたんですが、なんと彼女は大学の哲学科卒らしいんですよね。
哲学科から声優のルートなんてどういうことだって感じなんですが、
高校生の頃にキルケゴールとかいう哲学者に惚れたのだとか。。。
多分アガペーが使ってある最大の理由はこれですね。
哲学科出身の永野さんがセンターを務めてるからってことですね。
僕としてはのこの経歴を知ってからというもの気になり過ぎて仕方ないんですけどね。
ほくろもめっちゃお気に入り。
100%アイドル向きって感じじゃない雰囲気も結構好きです。
まとめ
とりあえず、今回も勢いで書いてみました。
とりあえず、僕としてはこの手の恋の初期段階的な歌詞が好きなんですよね。
まあ、恋という時点で切なさはセットみたいなところはあると思うんですが、この曲は幸せ感全開の曲。
同じ恋の初期段階系の曲とはいえ「知らないLove*教えてLove」みたいな切なさを結構入れてくる感じの曲のもあって、僕はこっちの方が好きなんですが、たまには幸せ全開系も聞きたいよねって感じです。
この曲を聴くためにいつか仙台のペデストリアンデッキに赴きたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
また、気が向いたら別の曲でも書こうかと思います。